【センター試験直前】あんな不安やこんな不安との向き合い方

いよいよセンター試験まで残すところ、あと11日!(2020年1月7日時点)
直前になり、不安で押しつぶされそうな心境になっていることと思います。
そんな受験生の不安を少しでも和らげられたらと思いましたので、直前期の不安とその不安に対する考え方をまとめてみました!

不安に感じる理由

受験直前期。
受験生であれば誰しもが不安に感じているところが多少なりとはあるでしょう。
逆に、不安をまったく感じていない受験生はいないのではないでしょうか。
(よほどの安全圏にいれば別かもしれませんが。)

人生で最初の大きなチャレンジだから不安

大多数の人にとっては、受験はこれまでの人生で最も大きなチャレンジになるのではないでしょうか。
そして、それゆえに、失敗するのが怖い。
受験期の代表的な不安理由の1つです。
言えることは2つ。
1つは「みんなが不安です。」ということ。
受験直前を前にして、全国の受験生が同じ気持ちです。
それと同時に、受験生の家族も不安です。
自分の息子娘が志望校に合格できるのか、と。
その不安が原因で、受験生に対して心にもないことを言ってしまうときもあります。
そのくらいみんな不安です。
この時期は日本全体が不安に包まれていると言っても過言ではないかもしれません。

だからこそ、不安な状態からちょっぴり和らぐだけでも儲けもんです。

また、以前緊張に関する記事にも書きましたが、適度な不安や緊張は自分にとってある意味で味方でもあります。アドレナリンを生じさせて集中力を生み出してくれます。
少しぐらい不安な方がいいのです。
全然不安がないことの方がむしろ不安になるべきです。

みんな不安だから、その中で少しだけ不安という状態になることを目指せればOKです!

もう1つは、この先にもっと挑戦する場面はあるということ。
まず間違いなく、この先の人生で受験よりも大きな挑戦が必ず生じます。
就職する際の試験、就職後の金額の大きな仕事の営業やプレゼン、プロポーズなどなど。
その人によって大なり小なりはありますが、受験と同じくらい大事、もしくは受験よりも大事な挑戦はたくさんあります。

受験はこの先に待っている挑戦の練習と考えておけばそう怖くはないです。
第一歩目でつまづいたって、その先に何個もチャンスが待ち構えてるので、たかだか一回失敗したくらいではどうってことはありません。

ユニクロの会長の柳生さんも、「十回新しいことを始めれば九回は失敗する。」と言っています。
ユニクロの会長でもそのくらいの勝率なので、不安で押しつぶされそうという人は少しだけ肩の力を抜いて挑んでみればいいのです。

志望校に落ちた後のことを考えてしまう

「受験に失敗したら浪人か〜。もう一年勉強は嫌だな。」
→「失敗したくないな。」
→プレッシャー
というような悪循環。
こういったケースも見られます。

確かに、落ちたらどうしようということを想像してしまいます。
常に最悪のケースについて考えるのは大事なことです。

でも、まだ目の前のチャンスがあります。
落ちたらのことは落ちてから考えても全然時間があります。
その前に優先すべきことがあります。
目の前のチャンスを取り逃がさないように全力で挑むことです。

今しかできないことを優先してやるべきです。

ちなみに、最悪のケースは“落ちてしまった”ケースではありません。
見落としがちですが、“もしかしたら受かってたかもしれないのに、ちょっとだけ点数が足りなくて落ちてしまった”というケースです。
これは悔やんでも悔やみ切れません。
そうならないためにも、今目の前のことに取り組んで、1点でも多く点数をとれるように対策することが最重要です。

試験でどんな問題が出るのか分からないから不安

「受験本番でどのような問題が出るのか分からない。」だから不安という受験生もいるかと思います。
でもそれは、どの受験生も同じです。
受験生全員が問題を事前に知り得ません。

どんな問題が出るのかを気にするよりも、今目の前の問題を100%解けるようにする方が重要です。
この記事を読む前まで解いていた問題を完璧に解けるまで解き直すことの方が重要です。
考えても仕方がないことをくよくよと考えて無駄に時間を過ごしてしまうことの残念さに早く気づいてください。

もし、どうしても切り替えできない時は何かを洗うといいです。
手を洗う。シャワーを浴びる。皿を洗う。
あとは体を動かすのもいいです。
運動するとリフレッシュされます。
ぜひ試してみてください。

一度見たことのある問題が解けないから不安

これも受験生あるあるです。
見たことあるのに自力で解けない。でも答えを見たら「あの公式を使うのか」となる。

こういった傾向がある方は、急ぎ足に進みすぎているのかしれません。
一歩ずつ一歩ずつ進みましょう。
今解いて分からなかった問題をもう一度ゼロベースで解き直してみる。
そして、完全にゼロからで解くことができたかを確かめる。
完全にゼロから解けたら次の問題に移行する。
受験勉強はこの繰り返しです。

「もう試験がすぐそこまで迫っているからそんなことは言ってられない」
と思うかもしれませんが、これは試験が迫っていようと迫っていまいと同じこと。
目の前の問題をいかにして100%解けるようにできるか。
ただ、それだけです。

それでも、人間は忘れる生き物なので、一度100%解けた問題もまた忘れてしまいます。
この現象もどの受験生も同じです。
だから、解き直すしかありません。
自分だけ要領が悪いとかそんなことはありません。
要領良さそうに見える人でも、人の見えないところででは同じ問題を何回も何回も解き直しています。

私自身も何度も何度も同じ問題を解いては答え合わせをしたことを今でも覚えています。(だいたい10年くらい前?)

直前期なのに、点数が足りないから不安

試験直前なのに、点数が足りない。
それでも諦めないでください。
理由は2つ。
本番で100点以上上がるケースもあるから。
実際私もそうでしたし、同じ高校内で似たように点数が上がっているケースの人が2人いました。
自分が見えている範囲だけでのことなので、実際はもっといるのかもしれません。

今と昔では直前の模試のレベルと本番のレベルが異なるという前提条件はあるかもしれませんが、それはどの時代でも一緒。
本番で点数が上がらないと言い切れる証拠はどこにもありません。

もう1つは、試験直前の模試は難しく作られているケースもあるということ。
模試は民間の会社で作成されています。模試を提供しているような大きな会社は必ずといっていいほど試験直前対策講座も用意しており、模試を若干難しく作っておいて直前講座を購入してもらうというような意図が裏にはあります。
ただ、一点気をつけていただきたいのが、だからといって点数が足りなくてもいいのかと思うのではなく、点数は点数で真摯に受け止めて今やるべきことをやるだけです。
リラックスしすぎてもダメ。
不安になりすぎてもダメ。
難しいですが、適度な不安や緊張が鍵です。

 

以上、不安とそれに対する考え方でした。

「全然不安が収まりません!」という方は周りの大人や友人に“自分から”話してみると良いです。

周りの人は周りの人でそれぞれ忙しいので、自分から話してみてください。

忙しくても、きっと時間とって話を聞いてくれます。

話せれば何に対して不安に感じているのかが自分の中でも整理されていきます。

整理されれば、あとは自分なりの対処ができるはずです。

 

ながスタに来ても大丈夫ですよ。

「ちょっといいですか」と言ってもらえれば。

話を聞くだけでよければできますので!

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