図書館や学校など、無料で勉強できる場所があるのに、なぜわざわざ有料の自習室を使う必要があるのか。
お金を払ってまで自習室を利用するメリットはどこにあるのか。

端的に言ってしまえば、目標達成のために、より質の高い勉強時間を確保することにあります。

有料自習室のデメリット

まずはデメリットから。

一応運営側なので、メリットで締めくくりたいので。笑

利用にはお金がかかる

“有料”なので当たり前ですが、自習室の利用にはお金がかかります。
料金は自習室によってまちまちです。
東京の相場だと、だいたい月に15,000~20,000円程度。
仙台の相場だと、だいたい14,000円程度です。(ながスタはもっと安いです。料金気になる方はこちら
プランは各自習室にさまざまあって、使いたい時間帯に応じてプランを契約することができます。よく、フィットネスジムのようなプラン体系になっていると言われています。
なぜ、有料であることがデメリットの一つであるかというと、自分に適した自習室やプランを選択できない場合には費用対効果を得られず、デメリットになり得ます。

自習室の雰囲気や他の会員さんの様子など、実際に自習室に行ってみて肌で感じるのが一番良いかと。

長時間自習できるかどうかは自分との戦い

これは自宅で勉強してても、カフェで勉強していても、どこで勉強していてもそれぞれの場所で起こりうることです。
たとえば、自宅なら様々な誘惑から打ち勝つ「戦い」がありますね。

漫画やテレビ、ゲームやおやつなど、プライベート空間で快適な環境であるのは間違いないです。それゆえ、ちょっと一息つくと、誘惑が襲ってきます。

これに打ち勝つのが難しい。。

自習室の場合は、逆に、何もなく、空腹のままでも長時間勉強できるかという自分自身との戦いになります。
余計な誘惑もなく、静かで集中できる環境だからこそ、5時間、6時間と時間が経つにつれ、空腹は増し、飽きがやってきます。いかにしてその空腹や飽きに耐えることができるか。これは自習室ならではの戦いです。

 

有料自習室を利用するメリット

続いて、自習室を利用するメリットについて。
1日24時間という限られた時間をいかに自身の目標達成のために活用することができるか、ここが目標を達成するために大事なポイントになります。
自習室はそのためには最適な場所です。

気になる騒音が無いから“ゾーン”に入りやすい

人間が集中するのには、ある程度の雑音があった方がいいとは言われています。

しかし、カフェでは雑音がありすぎます。

その点、自習室は他の利用者さんのちょっとした音と外の生活音が入ってくるだけなので、適度な騒音です。

適度な音なので、集中するのにも時間がかからず、長時間集中して勉強できます。

実際、毎日きてくれる会員様も5時間勉強するのは当たり前。もっと長いお客様は朝10時にきて、夜23時に帰る(ほぼ管理人と一緒)方もいます。

余計な誘惑がないから自然と集中できる

自宅だと様々な誘惑があります。テレビ、ゲーム、漫画にスマホ。これらすべてに打ち勝つのは至難の技です。

であれば、最初から誘惑がないところに行けばいい。

何もない机の上に参考書を広げて、あとは勉強するだけの場所に行けばいいのです。

これは持論ですが、人間はそもそも怠け者で楽な方に流れてしまう生きものだと考えています。であれば、誘惑があればそちらへ流れてしまうのは当たり前です。誘惑に負けるのは意志が弱いからでは無いです。

先日、仙台駅付近でパソコンを使って仕事を片付けたい時がありました。

どこかWi-Fiに繋げる場所がないかと探していたのですが、カフェでパソコンを広げ流のはなんだか億劫だったので、ネットカフェに行きました。個室だし、Wi-Fiもあるから最適だと思い。

結果、3時間みっちり漫画(ゴールデンカムイ)を読んで終わりました。

これは「私の意志が弱いから」ということでも片付けられますが、普段は自習室でみっちり朝から夜まで仕事をしています。

同じ人間でもこれだけ環境に左右されるんだなということを、身を持って感じました。(笑)

だからこそあえて言いたいです。

環境は大事です。

 

周りにも頑張っている人がいるからもうひと頑張りができる

“ピア効果”はご存知ですか?

周囲の人の影響を受けて、自分も頑張らなくちゃと、普段よりも能力を発揮する効果のことです。
これは一人で勉強する自宅では発揮できませんが、自習室であれば知らず知らずのうちに発揮されます。

周りには各々の目標に向かって努力している人がたくさんいるので。

ただ、実はこのピア効果は負の方にも働いてしまいます。

塾や学校でたまに発生してしまいます。

というのも、成績の良い生徒や友達が近くにいることで、その生徒と自分とを比較してしまい、自身の評価が相対的に下がってしまうケースがあります。

これはまた別の機会にでも。

自習室はあくまでも自習する場所です。

顔はよく見るけど名前は知らないので、知り合いではない。でもその人はすぐ近くで別の目標に向かって頑張っている。

これが非常によい緊張感を生み出します。

ピア効果は自習室を利用する大きなメリットの一つです。

 

長時間集中の合間に一休み。ソフトドリンクが飲み放題

仙台の自習室はどこもドリンクが飲み放題です。

長時間勉強する人たちのために、ちょっと一息入れたいその時に休憩できます。
これが図書館だと飲食が不可、カフェだといっぱい〇〇円というように、都度費用が生じます。

細かいお金を気にせずに、勉強に集中できる点もおすすめポイントです。

席が空いてなくて時間を無駄にすることがない

「図書館やカフェでは、席が埋まっていて、座れない。」ということがよくあります。

私もよく、多賀城図書館に行っていたのですが、日中の時間帯はいつでもいっぱいです。
勉強用の机に座ろうとしても空いてないので、仕方なくソファ席に座っていました。
勉強をしにいったのに、席が空いてなくて席を探すのに時間がかかる。

もしくは、勉強ができない。

これでは本末転倒です。

自習室であれば席数と会員とのコントロールをしているので、席がなくて座れないということはありません。
自習室に着くとすぐに勉強を始めることができて、無駄な時間の削減になります。

夜遅くまで勉強できる

図書館は19時で営業終了してしまいます(太白図書館)。

土日にいたっては17時です。
遅くまで営業している図書館でも、長くても21時まで。

図書館が悪い訳ではありませんが、これでは仕事終わりや学校終わりに勉強したい人とマッチしません。

学生は塾の自習室があるので、まだましです。

が、大人はそうはいきません。

塾はないし、カフェに行っても店員さんから白い目で見られるので長居できない。
かといって家に帰ると家族がいて、勉強どころではない。
こういった事情を抱えているのが社会人。
自習室なら、どこの自習室も22時以上はやっているので、夜に勉強したい大人でも余計なことを考える必要なく、勉強や仕事に集中できます。

自分に一番適している勉強場所を探してみてください

はっきり言ってしまえば、勉強さえできれば勉強場所なんてどこでも良いです。自宅でもいいし、図書館でもいいし、カフェでもいいし、自習室でもどこでもいい。

大切なのは、目標達成に向かって前進できていることを実感しながら勉強できることではないでしょうか。

もし今停滞感を感じているならば、今一度、自分の勉強環境が自分に合っているかどうか見直してみるのはいかがでしょうか。

資格取得、志望校合格、昇級試験合格など目標は様々あると思いますが、今の環境で本当に目標達成に近づけているのかどうか。

勉強場所選びにおいて大切なのはこの一点だけだと思います。

 

「自宅で勉強しているけど、誘惑が多くてついついサボってしまう。」

「カフェで勉強しているけど、店員の目が気になって集中できない。場所を転々としている。」

「図書館や塾で勉強しているけど、周りがうるさくてなかなか集中できない。」

こういったことに思い当たる節がある人は一度、自習室を利用してみてください。

きっと、これまで以上に集中して勉強することができて、目標達成への”前進”を日々実感できると思います。

 

東京では自習室利用が当たり前のようになっていて、都内だけでも130店舗もあります。

そこに、自習室を利用することの効果が含まれていると思います。

なぜ東京の人たちは自習室を利用するのか