塾?家庭教師?それとも?
長町の自習室『ながスタ』です。
仙台って、教育サービスがいくつかあってどのサービスが自分に一番適しているのかわかりづらいですよね。。。
成績が上がらないから、「何かしらの教育サービスを利用したいけど・・・。」となりがち。
そこで、これまで、教育業界に数年在籍している身として、失敗しない教育サービスの選び方のちょっとした助けになればと思い、情報をまとめておきます。
まずは、自分にはどういった教育サービスが合うのかを検討してきましょう。
教育サービスは多くありますが、最適なサービスの選び方はだいだい決まっています。
〇〇のようなタイプのお子さんには△△の教育サービスが最適というようなパターンがあります。
教育サービスの種類
まずは教育サービスの種類を確認します。
大きく分けて、全部で4つ。
- 塾・予備校
- 家庭教師
- 通信教育
- 自習室
以上の4つです。
それぞれサービスごとに得意不得意があります。
自分の状態や課題別に、各教育サービスの得意不得意をうまく当てはめて、利用すると効果があがります。
各見出しをみて、自分の状態に近い箇所を読んでください。
勉強が苦手な学生
どちらかといえば勉強が苦手という場合。
テストの点数も平均点には及ばず、内申点も3や2が目立つ。
勉強が苦手である原因や背景は様々ですが、だいたい下記の4つに分類され、そのうちのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
・勉強の方法が非効率的
・そもそも勉強に対してのモチベーションが低い
・やる気はあるけど、部活や習い事が忙しい
・やる気はあるが、怠け体質
いずれのタイプでも、個別指導型の教育サービスをおすすめします。
例えば、勉強の方法が非効率だったり。部活や習い事が忙しい場合には、効率的な学習方法が必要です。
効率的な学習方法とは、一度学習した内容を可能な限り得点に繋げる学習サイクルやどの教科に重点をおけばよいか、記憶に良い睡眠の仕方などです。
ただし、前提として必要最低限の学習時間は必要です。
勉強をしなくても成績が上がる方法はありません。
あくまで学習した内容を忘れにくくするような学習指導が個別指導で実施されます。
このような効率的な学習についての知識は集団指導やインターネットだけでも得ることはできますが、必ずしもそれが適しているとはいえません。
個別指導(主に家庭教師)の場合は、生徒の生活習慣や性格を加味して、どのような学習スタイルでいけば効果的かを、個々人に合わせて提案できます。
これが個別指導の最大の特徴です。
ひとつ、例をあげてみます。
人によっては、暗記をするよりも、理屈で理解した方がすんなりと頭に入るタイプもいます。
そういった方は、数学の公式を何回も書いて覚えさせるような指導の仕方は合いません。
教科書の内容を深掘りして、公式自体を忘れてしまっても、問題を解けるような指導の仕方をします。
解の公式を無理に覚えさせようとすれば、何度も書いて問題も何度も解くことで染みつけさせるというような方法もありますが、ax^2 +bx+c=0の左辺を平方完成することで解の公式は計算で導き出せます。
このように、生徒のタイプによっては暗記で覚えさせるのではなく、式の成り立ちの理解から始め腑に落ちて理解してもらうというような指導の仕方を取ることができます。
個別指導タイプの教育サービスは家庭教師と個別指導塾に分かれます。
家庭教師と個別指導塾の違いとして大きな要素は教師が一度に指導する生徒数と指導場所です。
家庭教師の場合、完全に1対1での指導となりますが、塾の個別指導は基本的には1対2や1対3となります。
また、指導場所は、家庭教師の場合は自宅や近所のカフェ、レンタルスペースとなり、塾の場合は塾内の授業スペースで指導が行われることになります。
もし、勉強が苦手な方に教育サービスを一つだけオススメするすれば、家庭教師をおすすめします。
自分で勉強できる学生
ある程度、自分で勉強できるタイプの学生。
テストでは平均点前後は取れるし、成績の平均も3以上はある。
このようなタイプには、
- 塾
- 通信教育
- 自習室
のいずれかが適しています。
この3つのうち、どの教育サービスにすると成績が上がるかは、自分が抱えている課題によって適しているサービスが異なります。
苦手な教科がある
苦手な教科がある場合は、その特定教科を塾で受講すると効率的です。
塾だと専門の塾があるため、苦手教科を克服しやすいためです。
仙台には専門塾がいくつかあり、教科特有の専門的ノウハウを講師の方から吸収した方が効率的です。
また、苦手な教科だけに絞るというのもポイントです。
自分で勉強できるタイプの学生は、勉強することで内容が分かる面白さを肌感覚で理解しているので、自分で勉強する余地を残しておいた方が能動的に勉強できます。
すべての教科を指導してもらおうとすると、「教えてもらえる」という姿勢が知らず識らずのうちに身に染み付いてしまいます。
学校に限らず、自身の意図で動くのは大事なことなので、若いうちからその能動性を削がない方がベターです。
勉強時間の総体量が不足している
自分で勉強できるが、勉強時間の総体的な量が不足しているという学生。
一旦やり始めれば集中できるが自宅には誘惑があってなかなか取りかかれないケースです。
そのよう場合、勉強環境を用意すれば、自然と勉強量が増えるので、成績も上がります。
勉強は“質”も大事ですが、その前にまず“勉強量”を確保しないことには意味がありません。
当たり前のことですが、忘れがちです。
(奈良県 奈良市立若草中学校調査 家庭学習時間の推移と成績の相関図 参照元:https://berd.benesse.jp/berd/center/open/chu/view21/2009/09/c04katei_01.html)
勉強する環境は有料自習室がおすすめです。
自習室がある塾がありますが、あくまで付随的なものと認識しておいた方が無難です。
当店には塾と併用している学生さんもいらっしゃいますが、みなさんが「塾の自習室は集中しづらい」と言っています。
塾だと全席がオープンになっているので、隣の授業の声が筒抜けになっているのです。
あくまで塾は授業をする場所なので、自習には最適とは言いづらいです。
その点、どこの自習室でも静かで集中できる環境であることが前提なので、自習室に通いさえすれば勉強量は必ず増えます。
やる気はあるけど、家での誘惑に負けてしまいがちな学生さんにおすすめです。
費用をものすごく抑えたい
教育費用をかなり抑えたい場合は、通信教育が最適です。
オンライン学習であれば月額費用1,000円以内で抑えられます。
最近はオンライン学習サービスも豊富で、海外のサービスを活用すれば無料でも質の高い授業動画や講義を受けることが可能です。
難関学校を目指している学生
仙台市内で、二高、一高、二華のようなナンバースクールをめざしている、または日本トップレベルの難関大学を目指している場合は、難関学校専門塾がおすすめです。(というかそれしか選択肢がないのでは?)
主に難関専門塾は二つのタイプがあります。
一つは、入塾する段階で、優秀な生徒のみを募集しているケース。
基準というのは、内申点が4.5以上の生徒のみ入塾可というような基準です。
この場合は、もともと優秀な生徒を募集しているので、難関校への合格実績が豊富です。
もう一つは、入塾段階で基準を設けてはいない、塾です。
こちらは基準を設けていない分、どの程度成績が上がったのかでその指導力を推し量ることができます。
どちらの塾でもメリットがあります。
まず、入塾段階で基準を設けている塾のメリットはレベルの高い生徒が常に周りにいることで、ピア効果が生まれるということです。
同じ学校を志望する学生が同じ塾内にいれば、自ずと「あいつには負けない。」という心理状況になります。
ただし、自身のタイプによっては、競争しない方が自分のペースで勉強できる場合もあります。
その場合は入塾段階で基準を設けてはいない、難関校への実績のある塾が適切です。
まとめ
以上、タイプ別、教育サービスの選び方でした。
仙台は教育に力を入れている都市で、全国の政令都市の中でトップの成績(中学数学と国語)です。
それもあってか、塾が乱立していたり、個人の家庭教師の方も多数いらっしゃいます。
情報過多な状態でもあるので、課題に応じて教育サービスを選択する必要があります。
そのためにも、事前にどのような課題があるのかを明確にしておくとよいでしょう。
教育サービス選び方ガイド
- どの教育サービスを使えばいいの?塾?家庭教師?通信教育?自習室? ← 今はこのページ
- 個別指導塾と家庭教師のコスト比較【仙台】
- 仙台の苦手克服におすすめの塾
- 失敗しない、仙台の家庭教師の選び方
- 有料自習室のメリットと効果的な使い方
- 長町のおすすめ塾