【悩む】と【考える】基準と対処方法

こんにちは。
長町の自習室『ながスタ』の押切です。

ふと、自分が“悩んでいる”ことを自覚し、それに気づいた瞬間ってありませんか?
僕の場合は「あ、全然進んでないや」というような時がたまにあります。
「考えてる風になってたなー」と、ちょっとした自己嫌悪になると言いますか。

そんなこんなをあれこれと考えていると←、考えるのと悩むのはどう違うのか?が気になりましたので、その点についてまとめてみました。
実用的かどうかは保証できませぬ。

悩むと考えるの違いとは

 

悩むとは

とりあえず、こういったものは辞書から入れば間違いないので、辞書にて“悩む”を検索。

悩む・・・
1 決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。
例)「進学か就職かで悩む」「人生に悩む」

2 対応や処理がむずかしくて苦しむ。困る。
例)「騒音に悩む」「人材不足に悩む企業」

3 からだの痛みなどに苦しむ。また、病気になる。
例)「頭痛に悩む」「持病のぜんそくに悩む」
(goo国語辞書より)

というような感じでした。
辞書の意味からすると、状況や心身の痛みから、“悩む”というのは苦しんでいるような印象が見えてきます。
勉強に絡めて考えると、回答への道筋が分からなくて、どうしたよいのか悶々とするイメージでしょうか。

考えるとは

同じく、考えるについても辞書にて検索。

1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。

㋐判断する。結論を導き出す。
例)「こうするのが正しいと考える」「解決の方法を考える」「よく考えてから返事をする」

㋑予測する。予想する。想像する。
例)「考えたとおりに事が運ぶ」「考えられないことが起こる」

㋒意図する。決意する。
例)「留学しようと考える」「結婚を考える」

2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
例)「周囲の状況を考えて行動する」「くよくよ考えてもしかたがない」

3 工夫する。工夫してつくり出す。
例)「新しいデザインを考える」
(goo国語辞書より)

悩むよりは、ネガティブな様子が見られません。
解決や予測などの意味を見ると、時間軸は未来に向いています。

ただ、ややこしいのは、事象の解決への筋道が見えている場合のみが、“考えている”ではないことです。
意味の2、3を見ると、筋道は見えていないが様々な材料を元に試行錯誤しているプロセスそのものも“考えている”と言っています。

“悩む”と“考える”の境界線

悩むと考えるについて、辞書で調べる前までは、問題解決の筋道が見えているかどうかが考えているのか、悩んでいるのかの基準なのでは?と思っていました。
が、そうではないようです。
辞書の2、3の意味にもあったように、まだ模索中の段階も“考える”に入るようです。

そもそも何か問題に向き合うプロセスについて考えてみると、
・「考える」 → 解決策が思い浮かぶ
・「考える」 → 「悩む」 → 解決策が思い浮かばない
のようなプロセスが思い浮かびます。
このプロセスを見ると、考える→悩むへの移行が連続的になっているケースがありますよね。
このケースがあるからこそ、“悩んでいる”のか“考えている”のか、自分でも分からなくなるのだと感じます。

この境目をはっきりできれば、自身が“悩んでいる”と自覚した時に、例えば他の人に相談したり、または考えるための別の材料を集めたりすることが「できるのんじゃないかな〜」と思いました。

 

悩むと考えるの基準と対処法

で、その基準をはっきりさせるために、実際の生活の場面を切り取って例に出そうとしましたが、多岐にわたりすぎてキリがないです。(というかケースバイケース?元も子もない)

勉強の場面だけに絞って基準をはっきりさせることにしました

普段の勉強シーン

普段の生活の中での勉強シーン。
一つの問題に時間をかけすぎて、「やってしまったー」とか「え、もう〇〇時?!」みたいな時ありますよね。
そんな時に感じるのは、時間を無駄にした感覚と焦りです。
でもこれって未然に防げるのではないかと。

だいたい、時間がかかっているのって、わからない問題に延々と取り組んでしまっている時が多いです。
なので、考えると悩むの基準やラインさえわかれば、こういった時間のロスは防げます。

その基準は何かと言うと、時間しかないです。
具体的には、ひとつの問題に対して、5分以上使ってしまっているとき。
その時は、考えているのではなくて、“悩んでいる”と判断して、答えを見るか、何かしらの参考書を見るのがベストです。

本来明確な区別がつけられればいいのですが、考える → 悩む は連続的なのでなかなか難しい。
時間を目安にして、あとは機械的に時間を過ぎたら〇〇するのが無難です。

悩んでる時間があるなら、人に聞いたり、調べたり、答えを見て解き直した方が実りがありますよね。

テストや試験シーン

テストや試験では、普段の勉強シーンよりも、悩んでる時間は命とりです。
テストや試験でこそ、悩む時間はゼロに限り近くしたいもの。

ひとつの問題あたり、3分で区切ってもいいのではないでしょうか。
ちなみに、あくまで長文問題の場合です。
簡単な計算問題や文法問題の場合は30秒で区切ってもいいと思います。
意外と30秒って長いですから。

パッと区切って次の問題に進む!

まとめ

悩むと考えるの違いについて、自分なりに考えてみましたが、限定的にしないと答えは出ない気がします。
哲学的で、それこそ何年も考え(悩み)続けたらもしかしたら答えがでるかもしれませんが。

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